マーケットトレンド の スティック包装 産業
食品産業が最大のシェアを占める見込み
- スティック包装は、製品の鮮度を保つことができるため、保存期間が長くなることから、すぐに食べられるスパイスミックスや、コーヒー、紅茶、砂糖、牛乳、ドリンクミックスなどの1回分の飲料などの製品に使用されている。
- 2018年8月、セルシオ・ホールディングスは、同ブランドのSKUラインナップに2つの新フレーバーを発売すると発表した。この2つの新フレーバーは、臨床的に証明された機能的なCELSIUS処方を組み合わせたもので、同社のスティックパックの提供を強化するものである。
- ボトル入り飲料水用のドリンク・ミックスなど、即席の健康食品・飲料を求める傾向が高まっているが、軽量・小型のため持ち運びが容易で、どこでも飲むことができ、開封も簡単なため、利便性が高い。このため、消費者はスティック・パックの製品を選ぶようになっている。
北米が最大のシェアを占める見込み
- 同地域では労働人口が増加しており、彼らの多忙なライフスタイルと相まって、外出先でも利用しやすく消費しやすい消耗品へのニーズが高まっている。このことが、同地域におけるスティック・パックの普及を促進すると予想される。国際通貨基金によると、米国の雇用は2010年の1億3,908万人から2020年には1億5,830万人に増加すると予想されている。
- 2019年12月、ROAR Beverage Companyは、1回分ミックスパックの3-SKUラインであるElectrolyte Powder Sticksを発売した。
- 2019年10月、米国の新興企業であるDrink Nutrient社は、本国市場で一連の栄養ドリンクを発売した。リキッド・ニュートリエント(Liquid Nutrient)、「ビタミン・ブースター+(Vitamin Booster+)、「ビタミン・コーヒー(Vitamin Coffee)などがスティックパックで提供されている。
- 同地域の市場は戦略的拡大も目撃しており、それによって生産能力を増強し、ひいては市場成長を促進する有利な機会を企業に提供している。例えば、2019年2月、Cascata Packaging社は、ティアトップパウチ事業を3倍に拡大し、独自のホットフィル、ラップシール、縦型スティックパック充填ラインを立ち上げるため、数百万ドル規模の工場拡張の完了を発表した。
- また、同市場のプレーヤーは新製品を発売して同地域に参入している。これにより、予測期間中、同地域におけるスティックパックの需要が促進されると予想される。2019年10月、Swisse Wellness社はスティックパックに包装された「ゼリー栄養補助食品の新ラインを発売して同地域に参入した。