マーケットトレンド の 韓国のキッチン家電 産業
世帯数と可処分所得の増加が韓国厨房機器の国内需要を牽引
韓国の世帯数は増加の一途をたどっている。2019年の韓国の世帯数は2,089万世帯であった。世帯数の増加は、そのまま韓国のキッチン家電需要の増加につながる。世帯数とともに、韓国の国民可処分所得も増加している。2019年の国民可処分所得は1兆5500億韓国ウォンであった。同様に、韓国の平均世帯消費も絶えず増加している。2020年の家計支出は2,732万韓国ウォンであった
韓国で市場をリードする小型キッチン家電
キッチン用品・厨房機器メーカー各社は、新たな食い扶持として小型家電市場に注目している。その背景には、1~2人世帯の増加やコロナウィルスのパンデミックによる小型家電の需要増がある。小型家電は新たな成長エンジンとして注目され、大手各社はキッチンまわりのスペシャリティを生かせる新製品を着実にリリースしている。真空飯器やスチームエアフライヤー、マルチクッカー、ミキサー、トースターなどの小型キッチン家電が人気だ