マーケットトレンド の 南米のスパイスとハーブのエキス 産業
高まる加工食品需要
南米におけるスパイス・ハーブエキス市場の成長をもたらした主な要因は、消費者の関心が天然物へとシフトしていることと、コンビニエンス・フードの需要が増加していることである。さらに、オーガニック・ハーブ・スパイスエキスのトレンドの高まりが、生産者に新たな市場機会をもたらしている。さらに、南米は芳香ハーブ・スパイス・エキスを生産する巨大な拠点でもあり、芳香水の生産者から需要がある
調査対象市場で最大のシェアを占めるブラジル
ブラジルは南米のスパイス・ハーブエキス市場を支配している。スパイス・ハーブエキスは食品・飲料業界、特にベーカリーで様々な用途に使用されているからである。南米では、有機食品市場の需要が有機スパイス・ハーブエキスの需要とともに伸びており、この地域の市場調査を後押ししている。さらに、ブラジルはアジア料理の隆盛に伴い、インド、中国、ベトナムなどのアジア太平洋諸国からスパイスやハーブエキスを輸入している。例えば、Tulsi Restaurants、Tandoor Restaurante Indiano、Samosa Restaurant、Reet Namaste、Restaurante Indiano Bawarchiなど、ブラジルのサンパウロにあるインド料理店からアジア産のスパイスや調味料が大量に輸入されており、これが同国の市場を押し上げている