マーケットトレンド の 南米エンドウ豆 産業
国際市場への需要増
南米は世界有数のエンドウ豆の産地である。 近年、世界中で、動物性食品から菜食主義に食生活を変えた健康志向の消費者の間で、エンドウ豆を含む植物性タンパク質への需要が高まっている。低価格で高タンパク質であることから、消費者はエンドウ豆タンパク質の食生活にシフトしている。エンドウ豆タンパク質の需要増は、アルゼンチンやペルーなど、この地域の主要生産国の成長見通しを大いに高めている。インドなどのアジア諸国やスペイン、イタリアなどのヨーロッパ諸国は、南米産エンドウ豆の主要輸入国である。より多くの消費者がエンドウ豆のような植物性タンパク質にシフトしているため、南米産エンドウ豆の需要は予測期間中に伸びると予想される
アルゼンチンがこの地域のエンドウ豆生産を独占
アルゼンチンは、グリーンピースとひよこ豆の主要生産国の一つである。国連食糧農業機関(FAO)によると、アルゼンチンの主要なひよこ豆栽培地域は、コルドバ州と北西部である。食品安全基準の重要性が高まっていることから、国立種子研究所は、2020年1月からすべてのひよこ豆生産者が認証種子を使用しなければならないという規則を可決した。これらの認証により、輸入国間の安全性と透明性が確保され、ひよこ豆の地域輸出が促進される。パキスタン、スペイン、イタリア、コロンビア、米国は、グリーンピースの主な輸入先である