マーケットトレンド の 南米乗用車用潤滑剤 産業
製品タイプ別最大セグメント:エンジンオイル
- 2015年から2019年にかけて、南米の乗用車(PV)セクターの潤滑油消費量はCAGR 1.36%で増加した。このセクターではエンジンオイルが支配的な潤滑油製品タイプであり、2020年のこのセクターの潤滑油消費量に占めるシェアはほぼ78%であった。エンジンオイルに次いでトランスミッションオイルが2020年の潤滑油消費量の14.2%を占めている。
- 2020年、COVID-19の流行後、パンデミックへの対応として実施された規制により、乗用車の使用量は大幅に減少した。その結果、この分野における自動車用潤滑油の消費量は、2019年と比較して9.53%近く減少した。
- 新型乗用車の生産と販売の回復が予想されるため、この分野の潤滑油消費は増加するとみられる。その結果、PVの潤滑油消費量は2021~2026年の間にCAGR 2.58%を記録する可能性が高い。
最大の国 :ブラジル
- 南米地域では、乗用車(PV)用潤滑油の消費量はブラジルが最も多く、アルゼンチン、コロンビアがこれに続く。2020年には、ブラジルが同地域のPV潤滑油消費量全体の64.6%を占め、アルゼンチンが10%、コロンビアが3.9%であった。
- 2020年には、COVID-19の発生後、乗用車の使用量が減少し、地域全体のPV潤滑油消費量にマイナスの影響を与えた。最も影響を受けたのはアルゼンチンで、2019-2020年の消費量は15.08%減少し、次いでコロンビアが11.6%減少した。
- 2021-2026年のPV潤滑剤市場は、コロンビアがCAGR 4.73%を記録し、次いでブラジルがCAGR 3.25%、アルゼンチンがCAGR 2.43%を記録する見込みである。