マーケットトレンド の 南米潤滑剤 産業
エンドユーザー別最大セグメント:自動車
- 2020年、南米の潤滑油市場は自動車産業が独占し、同地域の潤滑油総消費量の約60.7%を占めた。2015年から2019年にかけて、自動車産業における潤滑油消費量は約8.2%増加した。
- 2020年には、COVID-19関連の規制により、いくつかの産業からのメンテナンス要件が低下した。大きな影響を受けたのは冶金・金属加工産業で、11.99%の落ち込みを記録し、次いで自動車産業(7.36%)であった。
- 発電産業は、2021-2026年のCAGRが3.53%で、自動車産業(3.20%)に次いで、調査対象の市場で最も急成長しているエンドユーザー産業になりそうである。この地域における自動車人口の増加は、今後数年間、自動車産業における潤滑油の消費を促進すると考えられる。
最大の国 :ブラジル
- 2020年、ブラジルは南米における潤滑油の主要消費国であり、潤滑油総消費量の57%以上を占めた。2015年から2019年にかけて、ブラジルの潤滑油消費量は約8.2%増加した。
- 2020年には、COVID-19に関連する規制により、いくつかの産業でメンテナンスの必要性が低下した。大きな影響が見られたのは冶金・金属加工産業で、2019~2020年の潤滑油消費量は11.99%の落ち込みを記録し、自動車(7.36%)がこれに続いた。
- アルゼンチンは2021-2026年にCAGR 3.8%で最も急成長する潤滑油市場になりそうで、ブラジル(3.5%)がこれに続く。アルゼンチンでは、自動車の生産と販売の回復が見込まれており、今後の潤滑油消費の伸びが期待される。