マーケットトレンド の セルフレジシステム 産業
小売セグメントが市場で大きなシェアを占める見込み
- セルフ・レジシステムは、世界中の小売店でますます普及している。これらの機種は、レジ処理に加え、デジタル・プロモーション、クロスセル、商品の特徴や価格、キャンペーンに関する詳細情報を提供する魅力的なループ・ビデオの表示などにも利用されている。
- さらに、設置スペースの縮小に対する要求の高まりから、小売業者は小売店舗でカウンタートップのセルフレジ・システムを採用せざるを得なくなった。また、スペースに制約のある店舗(主に小売店)では、スタンドアロン型システムよりも設置スペースが少なくて済むため、こうしたシステムの導入に傾倒している。
- さらに、市場のいくつかのプレーヤーは、小売店のパフォーマンスと機能を強化するために、これらのチェックアウトモデルに統合された高度なソフトウェアソリューションを提供するための研究開発活動への投資を増やしている。このような迅速な開発が、予測期間中の市場成長を後押しすると予想される。
- 昨年9月、無印良品はロンドンの店舗にMishiPayのセルフチェックアウト・キオスクを導入したことを発表した。このセルフサービスキオスクは、MishiPayのモバイルセルフチェックアウト技術を統合したもので、同社は以前からヨーロッパの拠点に導入しており、包括的なセルフチェックアウトソリューションを提供し、すべての顧客に自律的なチェックアウトを可能にしている。
- さらに、小売店におけるセルフチェックアウト・システムに対するニーズの高まりが市場の成長を後押しし、世界中の小売店で広く採用される結果となった。例えば、昨年9月、ラテンアメリカ最大の食料品小売業者の1つであるGrupo Exitoは、プレスリリースによると、ExitoとCarullaブランドの店舗に東芝グローバル・コマース・ソリューションズのセルフレジを導入することを発表した。同社のコロンビアの店舗には300のシステムが導入される予定である。