マーケットトレンド の ルーマニアのおもてなし 産業
観光客の増加が市場を牽引
ルーマニアは山岳観光の人気デスティネーションである。ルーマニアの自然のポテンシャルが国内観光、特にウィンタースポーツとスキー観光を後押ししており、予測期間中も観光を牽引し続けると予想される。また、ルーマニアは、自然の生息地とよりレジャー性の高い観光活動を組み合わせることができる独自の能力により、興味深いヨーロッパの目的地として静かに台頭しつつある。山岳観光はルーマニアの観光遺産の一部であり、自然、文化、遺産、社会的特徴に由来する独特の魅力により、現在では観光客によってさまざまに解釈されている
ルーマニアは2019年に合計1,300万人の観光客を記録し、絶対数で世界第37位となり、数値は国内外からの入国者数ともに着実に上昇している。しかし、2020年にコロナウイルス(COVID-19)が流行したため、観光客の入国者数は前年比50%以上減少し、合計634万人にとどまった。2020年にルーマニアを訪れたEU諸国からの外国人観光客のほぼ50%は近隣諸国からであった:ブルガリアとハンガリーである。また、外国人観光客の8.3%はドイツから、7.6%はイタリアからであった。しかし、ルーマニアは2021年6月1日に観光を再開し、すべての国からの観光客の入国を認めるようになった。ルーマニア政府は2021年6月1日から外国人の入国禁止を停止した