マーケットトレンド の 住宅用不動産 産業
戸建て住宅販売は順調に伸びている
2021年第2四半期の戸建て住宅の予約件数は、2020年の同四半期と比較して18.9%以上の大幅な伸び率を記録した。パンデミックによる住宅市場の混乱にもかかわらず、2021年の戸建住宅販売は2020年に比べて増加した。販売額は、パンデミック前の水準に達するための回復局面にある
さらに、2021年第1四半期から2021年第2四半期にかけての戸建住宅販売の回復率は48%以上であり、マンションと比較してダイナミックな年間トレンドを伴っている。一方、フランス住宅省の調査によると、フランスでは75%の人が庭付きの戸建住宅に住むことを夢見ており、需要は増加している
戸建て住宅の一括平均価格も大幅に上昇している。2021年第2四半期の販売価格は330,500ユーロ以上に達し、伸び率は7.6%であった
B2およびC地区における住宅需要と供給の増加
フランスの住宅供給は、A bis(イル・ド・フランス、コート・ダジュール、スイスとの国境地帯を含む)、B1(人口25万人以上の都市圏)、B2(人口5万人以上の市町村)、C(その他の地域)の4つのゾーンに分かれている
B2ゾーンは、売上高が12%以上、住宅供給予約が14%増加している。このゾーンの2021年の需要は2020年比で40.8%増加したのに対し、供給は23.7%である。Cゾーンは不動産開発の5%に過ぎない。また、2021年第2四半期には、前年比で需要が54%、供給が87.8%と大きく伸びた
B2ゾーンとCゾーンの需要と供給の増加は、戸建て住宅販売に支えられている。一方、B1ゾーンではアパートの販売と予約が有利な伸びを示している
さらに、2021年第1四半期には、顧客からの需要増加に対応するため、B2ゾーンとCゾーンから17,760戸以上の未引渡しの住宅(戸建住宅とアパートを含む)が提供された