マーケットトレンド の 速強コンクリート 産業
空港用途での需要増
- 急速強度コンクリートは、従来の打設とは異なり、打設後数時間で高い強度を発現するため、空港の建設に多用されている。また、施工が迅速で、打設が容易であり、建設現場での大幅な時間短縮が可能である。 空港では、滑走路、誘導路、空港エプロン、ターミナルビル、航空機格納庫、消防署、駐車場などに急速強度のコンクリートが使用されている。さらに、舗装コンクリートは摩耗、衝撃、凍害、沈下、ひび割れなどの損傷を受けるため、舗装コンクリートの補修にも使用される。そのため、即座に補修できる速硬化コンクリートが必要とされる。
- 世界全体では、約2550億米ドルが新規空港プロジェクトに投資されている。これに、既存の空港における新しい滑走路やターミナルビル、滑走路やターミナルの拡張、雑多なものなどのプロジェクトへの投資が加わり、空港インフラプロジェクトへの支出は、今後40年までに1兆米ドルを超えると予想されている。
- 前述のすべての要因が、予測期間中の世界市場を牽引すると予想される。