マーケットトレンド の ノルウェーの石油とガスの下流 産業
精製能力は横ばい
- 2015年から2021年にかけて、国内の精製能力は日量342千バレルと低迷を続けている。これは、投資による新たな精製能力の追加がないためである。
- ノルウェーには、Equinor社が運営するほぼ240,000バレル/日のMongstad工場という、主要な精製施設が1つしかない。この製油所からの生産量のほとんどは輸出されており、ノルウェーはEUへのガソリンとディーゼル燃料の重要な供給国となっている。2021年6月、スラーゲン製油所(12万b/d)はエクソンによって閉鎖された。
- 同国の精製処理能力は2017年の281kb/dから17.4%減少し、2021年には235千バレル/日(kb/d)となる。処理能力の減少は、精製製品の需要減少によるものである。
- したがって、同国の精製能力は、市場に対する新規投資がほとんどないため、予測期間中も低迷が続くと予想される。