マーケットトレンド の 北米食品増粘剤 産業
増粘剤としてのコーンスターチの用途拡大
北米の食品・飲料業界では、食品増粘剤としてコーンスターチの需要が増加している。USDA(米国農務省)によると、トウモロコシの世界消費量は445億1,100万ブッシェルで、そのうち米国は2018-2019年に124億1,500万ブッシェルを消費し、2018年中に2億4,000万ブッシェルがデンプンとして世界的に使用された。さらに、食品業界では、ソース、グレイビーソース、プリンの増粘剤としてのトウモロコシベースのデンプンの需要が市場を牽引している。デンプンは食品の充填にも使用される。コーンスターチとして一般的に知られるトウモロコシデンプンは、製パン産業で大規模に使用されている。よりクリーンな原材料とともに、明確な有機官能特性を提供する製品は、より広い範囲に普及し、より入手しやすくなっている。植物性、ベジタリアン、グルテンフリー、非遺伝子組み換え、簡便食品といったカテゴリーも、新興市場で大きく浸透している