マーケットトレンド の ニュージーランドのデータセンター 産業
ティア3は最大のティアタイプ
- ティア1とティア2の施設は、増大する中断のないビジネス・サービスに対応できないため、需要を失いつつある。事業継続サービスを構築するグローバル企業が増えており、優先順位は徐々にティア3と4のデータセンターに移行している。
- ニュージーランドのデータセンター市場におけるティア3セクターは、2022年に47.03MWのIT負荷容量に達し、CAGR 5.63%を記録して2029年には69.03MWの容量に達すると予想されている。データセンターのインフラ構築や技術進歩に影響を与える投資の増加。2029年までに市場成長の有利な機会が生まれると期待されている。
- ティア4データセンターはCAGR 31.53%で最も急成長するセグメントと予想される。このセグメントは2022年にはわずか2MWであったが、2029年には1,362MWに達する見込みである。
- ビデオ会議、オンラインスクール、エンターテインメント、ソーシャルネットワーキング、リモートワークをサポートするプラットフォームなど、パンデミック(世界的大流行)主導の需要により、2020年の世界のインターネットトラフィックは前年比47%増となり、当初予想の28%を上回った。これらのサービスには、最短時間で24時間365日サポートが受けられるデータセンター施設が必要であり、ティア3および4の施設はこれを提供できる。
- その他の主な需要促進要因としては、リモートワークやその他のバーチャル・アレンジメントに対する企業ニーズの高まりに対応するグローバル・テクノロジー・サービス企業が挙げられる。5Gの広範な導入、医療やその他の政府サービスのさらなるデジタル化は、アジア太平洋地域におけるティア3およびティア4データセンターの成長を牽引する主要な需要要因である。