マーケットトレンド の 中東およびアフリカの火力発電 産業
市場を支配する天然ガスベースの火力発電所
- 中東とアフリカのさまざまな国々で電力需要が増加しており、発電用の炭化水素が利用可能であることから、予測期間中は発電用ガスが優勢となっている。
- 2019年、エジプトはACWAと、容量2250MWの230億米ドルの天然ガス火力発電所を建設する契約に調印した。同発電所は2023年までに稼働する予定である。このように火力発電の大幅な成長が予測期間中に見込まれている。
- 2020年2月、アブダビ電力公社(ADPower)と日本の丸紅は、UAE最大の独立火力発電所となるフジャイラF3独立発電所(IPP)プロジェクトを開発するコンソーシアムを結成した。
- スーダン国営石油公社は、ノルウェーのMonitor Power System社と8億米ドルをかけて火力発電所の建設を計画している。契約によると、西コルドファン州に建設される460MWの火力発電所の燃料となるガスを送るためのガスパイプラインが建設される。
- 天然ガスは2019年に同地域で1112TWhの発電を行った。今後予定されているプロジェクトにより、予測期間中、天然ガスを利用した発電のシェアは拡大すると思われる。