マーケットトレンド の 中東・アフリカETF 産業
中東に籍を置くETFの数はかなり少ない
中東のETF市場は、金融リテラシーの欠如や資本市場への投資家の参加不足など、さまざまな理由から立ち上がっていない。同様に、年金基金、大学基金、政府系ファンドのような長期的な機関投資家は、中東地域の株式市場に的を絞った投資配分を行っていない。さらに、顧客の投資ニーズを満たす最適な資産配分について助言する公認投資顧問に関する規制も不十分である。地域ETFの数は2018年以降着実に増加しており、今後も増え続けるだろう
海外籍MENA ETFの純資産総額はGCC籍ETFを上回る。
COVID-19パンデミックの後、経済が復活し、ワクチンの普及が間近に迫っていることから、中東・北アフリカのETF市場は今後数年で回復すると予想される。投資家が米国からの投資をやめて国際市場に目を向ける可能性もあり、中東は再び力を取り戻しつつあり、外国からの投資に門戸を開いている