マーケットトレンド の メディアとエンターテイメント 産業
オンライン・プラットフォームにおけるOTTメディアの台頭により、ストリーミング・メディア部門が牽引力を増している
- 最近、いくつかのライブストリーミング・バーチャル多チャンネル映像配信事業者(MVPD)が、ライブネットワークやオンデマンドコンテンツの提供を開始した。
- あらゆる年齢層の消費者がこれまで以上に多くのコンテンツをストリーミングしており、スマートフォンやタブレット端末の増加とともに、従来の有料テレビから定額制の有料ストリーミング・ビデオ・サービスへのダイナミックなシフトが続いている。
- 鮮明な高画質動画の人気が高まっていることから、より優れたストリーミング・メディア・サービスへの需要が高まると予想される。さらに、NetflixやAmazonのようなOTTサービス・プロバイダーは、4K UHDコンテンツの人気の高まりとともに、3D映画の提供に注力しており、これが世界のメディアおよびエンターテインメント・コンテンツの主な成長要因となり、市場の発展にプラスの影響を与えるだろう。
予測期間中、北米が最大の成長地域を記録する
- 北米のメディア・娯楽産業は、映画、テレビ番組・CM、ストリーミング・コンテンツ、音楽・オーディオ録音、放送、ラジオ、書籍出版、進化するソーシャルメディアなどを含む最大の成長産業である。
- 米国の一般家庭の間では、すでにある定額制ストリーミング・デバイスに新たなOTTサービスを統合することで、この地域のメディア&エンターテインメント・セクターを牽引することが期待されている。例えば、今年9月、KAON、3 Screen Solutions、Green Streamsの3社は共同でIPTV/OTTサービス・プラットフォーム製品を発表し、Tier 2および中規模のプロバイダーが、Googleの人気上昇中のOSであるAndroid TVや、関連するすべてのマルチスクリーンプラットフォームをベースに、超集約型ビデオサービスを迅速かつ経済的に提供できるようにした。
- さらに、米国のメディア測定・分析会社comScoreによると、米国のOTT世帯への普及率はNetflixが74%、次いでYoutubeが54%、Amazonが33%となっている。このように地域全体でOTTサービスの展開が進んでいることから、ビデオ&エンターテインメント業界の需要が高まることが予想される。