ラテンアメリカ国内CEP マーケットトレンド

多くの企業が、CEPの迅速な拡大の可能性を活用するため、ロジスティクス事業の拡大に着手した。例えばDHLは、この地域全体で成長を続け、供給ネットワークの効率を高めるために新技術に投資している。ブラジル人は新技術をいち早く受け入れることで有名である。ブラジルではすでに、盛んなデジタル商品・サービス産業が存在している。ブラジルはデジタル商品にとって肥沃な土地であり、この地域で最も競争の激しい市場でもある。2020年の電子商取引の著しい成長は、消費が実店舗からデジタル領域へシフトしたことに起因しており、その結果、初めてオンライン購入を経験したブラジル人は1,700万人を超え、23％増加した

2020年のメキシコ国内の郵便取扱件数は約2億8,540万件であった。これは、前年比約20.5％の減少であった。メキシコオンライン販売協会は、2020年の国内eコマース事業の規模を2019年比81％増の158億米ドルと推定した。2020年、5,070万人のメキシコ人がeコマースを利用し、前年から9％増加した。2020年に最も利用されたオンライン取引は食品配送で、次いでファッションと美容製品だった。オンライン薬局とスーパーマーケットからの購入は、それぞれ41％と40％増加した

2021年、ブラジルのEコマース売上高は2020年比で48.4%増と大幅な伸びを示し、消費者がオンラインショッピングを導入する割合が高まった。2021年11月、eコマースは小売売上高の17.9%を占め、2018年1月以来の大記録となった。また、2021年に最も人気のあったeコマースのカテゴリーは、オフィス、IT、通信のための機器・用品で、売上高の43%以上を占め、家具・家電、アパレルなどがそれに続いた