マーケットトレンド の LA データセンターの冷却 産業
ITとテレコムが最も高い成長を遂げる見込み
- ラテンアメリカはハイテク革命の最前線にあり、ブラジル、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、チリがその主要プレーヤーとして台頭している。メキシコは280億米ドルのIT産業規模を誇り、同地域で第2位である。注目すべきは、ブラジルがテクノロジーに投資する割合が最も高いことである。
- 2022年、ブラジルはグローバル・イノベーション・インデックスで131カ国中54位を確保した。2023年には、ソフトウェア、サービス、ハードウェア産業への投資が462億米ドルを突破した(ABES)。また、ブラジルでは約63万人の専門家がIT分野の専門知識を有しており、そのうち13万3,000人が特にソフトウェア開発に注力している。
- さらに、メキシコの企業は新興テクノロジーへの投資計画を堅持している。今後2年間で、これらの技術の採用率は倍増すると予測されている。トレンドのハイライト5Gはすでにグローバル企業の42%で使用されており、エッジコンピューティングの採用率は25%、IT自動化は45%、ブロックチェーンは現在16%の採用率だが、今後2年間で30%近くまで急増すると予想されている。
- 通信業界では、大手企業が特に先進国でネットワーク・インフラ整備を優先している。例えば、2024年4月、メキシコの大手通信会社であるアメリカ・モビルは、5G投資へのコミットメントを発表した。同社は2024年に71億米ドルに上る設備投資計画を実行する予定だ。このような市場動向により、データセンターへのニーズが高まり、データセンター冷却インフラメーカーの需要が今後数年間で高まることが予想される。