マーケットトレンド の ラテンアメリカのコンドミニアムとアパートメント 産業
マンション販売の増加が市場を牽引
政府や業界の数字によると、コロンビアの都市部における住宅供給は増加している。しかし、需要を補うには至っていない。公式統計によると、コロンビアの住宅ストックは130万戸以上不足している。需要を満たすため、政府は建設や住宅投資を奨励し、補助金を出す政策を実施している。コロンビアは、この地域で最も急成長している建設ブームを経験している。この問題の解決に貢献している企業もあり、メデルン社のラ・ハウスは投資家から1億5,800万米ドル以上を獲得している。ラ・ハウスは、不動産開発業者と顧客に流動性をもたらすことで、ラテンアメリカの極端な不動産格差の解決に貢献できると述べている
ブラジルで再選されたルイス・ダ・シルバ大統領は、新政権の目標の重要な柱として、前任期中に設立された住宅金融プログラムを復活させる計画を発表した。ブラジルでは現在、500万戸以上の住宅が不足している。ブラジルの両大都市では、富裕層が高級マンションを好んで購入している。サンパウロでは、2021年6月末までの1年間で、200万BRL(約39万米ドル)以上のアパートの販売件数が3.2%増加した。リオデジャネイロではさらに増加し、取引件数は10%増加した
さらに、コロンビアの新興企業La Hausが行った調査によると、メキシコでは今後20年間、住宅用不動産の需要を満たすために、毎年GDPの4%近くを投資する必要がある可能性があるという。メキシコでは、同居人口が減少する一方で住宅需要が増加している。メキシコの国家統計庁によると、住宅の57%は所有者が建てたもので、その多くが建築基準を満たしていないため、メキシコでは今後数年間に何軒かの住宅も建て替えが必要になる可能性がある