マーケットトレンド の カザフスタン電力EPC 産業
再生可能エネルギー部門は著しい成長が見込まれる
- 発電量は全産業生産高の約10分の1を占めるため、電力産業は依然としてカザフスタンの産業発展と経済成長にとって重要な要素である。カザフスタン政府は、2030年までの電力開発に関する行動計画を策定しており、その中には、近代化または改築のための提案された発電所のリストと、新しい施設の建設が含まれている。
- 再生可能エネルギーによるエネルギーの生産と消費は着実に増加している。2018年現在、カザフスタンの再生可能エネルギーの発電量は0.7TWhである。再生可能エネルギーによる発電にはかなりの可能性があり、政府は2030年までに再生可能エネルギーによる発電の総シェアが11%まで上昇すると見込んでいる。
- この風力発電所により、国内の風力発電設備容量は25%増加し、2050年までに再生可能エネルギーによる発電量を50%まで増加させるというカザフスタン共和国の野心的な目標を達成することが期待されている。
太陽光発電セクターが市場を牽引する見通し
- 自然エネルギーの太陽光発電は、カザフスタンの送電網で最も高い電力需要を満たすと期待されている。2018年現在、太陽光発電量は0.1TWh、設備容量は209MWである。
- インドの太陽光発電EPC企業であるスターリング・アンド・ウィルソン社は、2020年末までにカザフの太陽光発電市場で200MWの容量を持つことを期待している。
- METKA EGN社は、Total Eren社と、カザフスタンにおける2つの太陽光発電プロジェクト(合計容量128MWp)の設計・建設・調達契約を締結した。最初のプロジェクト(Nomad)は28MWpの太陽光発電所で、2番目のプロジェクト(M-KAT)は100MWpの太陽光発電所である。
- NomadとM-KATを合わせると年間225GWhの発電が見込まれ、これはカザフスタンの約4万人の需要を賄うのに十分であると同時に、年間約30万トンのCO2を削減する。Risen Energyがカザフスタンで40MWの太陽光発電所を完成。
- このシナリオは、予測期間中、同国における電力EPCの需要を促進すると予想される。