マーケットトレンド の 日本のロジック集積回路(IC)市場 産業
スタンダード・ロジック・セグメントが大きなシェアを占める
一般的なロジックICは、その構造からTTLロジック(トランジスタ・トランジスタ・ロジック)、CMOSロジック(相補型MOSFET)、BiCMOSロジック(バイポーラCMOS)に分類される。現在、低消費電力と低コストを両立したCMOSロジックICが最も一般的に使用されています
CMOS技術は、マイクロプロセッサー、マイクロコントローラー、スタティックRAM、その他のデジタル・ロジック回路に広く応用されている。また、イメージ・センサ、データ・コンバータ、各種通信用の高集積トランシーバなど、さまざまなアナログ回路にも使用されている
例えば、2022年7月、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、撮影画像全体のフルピクセル出力と注目領域の高速出力を同時に実現した約512万画素の防犯カメラ用1/3型CMOSイメージセンサ「IMX675の発売を発表した
従来、システムの主要機能を実現するためにはCMOS論理回路が重要であった。しかし、電気・電子機器の高機能化・小型化のため、周辺部品のLSI化が進んでいる。CMOSロジックICは、異なるLSIチップや基板を接続するグルー・ロジックとして不可欠であり、現在でも多くのアプリケーションで使用されている
日本では5Gの普及はまだ初期段階だが、2021年に入ってから、日本の携帯電話会社は5Gの展開を加速させている。例えば、ソフトバンクは2022年3月末までに5万以上の5G基地局を配備し、人口カバー率90%を目指している。同様に、NTTドコモは2024年3月までに日本の人口の90%をカバーすることを目指しており、これは従来の80%という目標から引き上げられる。CMOSのRF技術は、5G技術がもたらす機会により、今や主流になりつつある