マーケットトレンド の 日本のコンドミニアムとアパートメント 産業
人口減少が生み出す住宅余剰
高齢化は日本の大きな課題のひとつである。国立社会保障・人口問題研究所によると、日本の人口は今後50年間で半減し、2017年の1億2680万人から2115年には5056万人にまで減少する。2060年には人口の約40%が65歳以上になる
人口減少の結果、住宅はすでに余っている。東京のあちこちで、放置された住宅が頻繁に見られる。国土交通省によると、全国の空き家は現在849万戸と推定され、全住宅の約14%を占め、10年前と比べて24%以上増加している
2033年までには、放棄された住居は2,000万戸を超えるだろう。最近の報告書によると、人口減少、地価の急落、一貫性のない登記記録、現在のシナリオにそぐわない税制が重なり、推定410万ヘクタール、台湾よりも広い面積の所有者が不明となっている