マーケットトレンド の 工業用丸木 産業
工業用丸材の生産が増加の一途をたどる
2016年から2018年にかけて、世界の工業用丸太材の生産量は6.4%増加した。例えば、2016年の世界生産量は19億440万m3で、2018年には20億2500万m3まで増加した。 国レベルでは、中国、ブラジル、カナダ、米国、ロシア連邦が5大生産国である。2018年、これらの国の生産量は10億7700万m³で、世界生産量の53%を占めた。米国は2018年に3億6,800万m³を生産し、生産量は2017年比で4%増加した。ロシア連邦と中国の生産量は11%増加し、ブラジルは5%増加したが、カナダは2018年に3%減少した。ブラジルは2018年にカナダを抜き、工業用丸太材の第4位の生産国となった
アジア太平洋地域が世界の輸入市場を支配
2018年、世界の工業用丸太材の輸入額は196.4億米ドルであった。国別では、中国、インド、日本が工業用丸太材の主要輸入国である。例えば2018年、中国は120.8億米ドル相当の工業用丸材製品を輸入した。インドと日本は合わせて19.8億米ドル相当の製品を輸入した。2018年、世界消費のほぼ12%は中国が占めていた。調査期間中、中国の工業用木材の国内供給は、一人当たりの森林資源が低水準であることと、天然林保護に関する政府の政策により、中国の工業生産能力に追いついていないことが観察された。国内の木材供給不足を補うため、中国は世界最大の輸入国となっている