マーケットトレンド の インドの太陽光発電 (PV) 産業
屋根上太陽光発電が市場を支配する見込み
- インドでは、住宅用および商業用の太陽光発電設備が増加している。インドにおける屋根上太陽光発電設備の増加は、電気料金の節約や消費者の受け入れの増加、市場における激しい競争が背景にある。
- 国際再生可能エネルギー機関(IRENA)によると、インドの太陽光発電設備容量は2019年の34.86GWから2020年には約38.98GWとなり、同年に約11%の成長を記録した。この成長は、インドにおける屋根上太陽光発電設備の急速な展開の結果である。
- 2021年11月、MNREは系統連系屋根上太陽光発電プログラム評価調査のフェーズIIを実施するため、関心表明(EOI)申請を募集した。同プログラムは、2022年までに4,000万kWの系統連系屋根上太陽光発電システムの設置を目指す国家ソーラーミッションの一環である。
- タタ・パワー・ソーラーは2021年7月、ケララ州電力公社(KSEB)から、同州で8,400万kWの太陽光屋根上プロジェクトを開発するため、5,037万米ドルの契約を獲得した。同社はこのプロジェクトには、3kWから10kWの太陽光発電容量を持つ個人世帯向けの64MWの太陽光発電設備と、住宅協会プロジェクト向けの20MWの太陽光発電設備が含まれる。
- 同様に、2021年12月、エンフェーズ・エナジー・インディアは、カルナタカ州で103kWの屋上太陽光発電プロジェクトを開始した。このプロジェクトは、建物の総エネルギー需要の25%を満たし、年間140トンのCO2排出量を相殺する。
- このような動きから、予測期間中は屋上太陽光発電分野が市場を支配すると見られている。