マーケットトレンド の インドの電気自動車 産業
商用車は車種別で最大のセグメントである。
- FAMEプログラムは、乗用車の小売価格に対して割引を行うものである。これらの補助金は、軽ハイブリッド車が11,000インドルピー(165米ドル)から24,000インドルピー(360米ドル)、強力ハイブリッド車が59,000インドルピー(885米ドル)から71,000インドルピー(1,065米ドル)、電気自動車が60,000インドルピー(900米ドル)から1,34,000インドルピー(2,010米ドル)である。二輪車、三輪車、バス、小型商用車、改造キットのすべてに補助金が支給される。
- インドのハイブリッド車・電気自動車市場に影響を与えるインセンティブ・プログラムは、FAMEスキームの補助金だけではない。FAMEと並んで、インド中央政府とデリー首都特別地域(NCT of Delhi)政府を含むいくつかの州政府は、ハイブリッド車や電気自動車が従来の自動車より有利になるような税制上の優遇措置を提供している。例えば、インド中央政府はハイブリッド車と電気自動車に一律12.5%と6%の物品税を課しているが、従来の自動車技術には最大30%の物品税が課される(車両の寸法とエンジン容量に基づく)。インド中央政府は、2016-17年度国家予算に従来型自動車のインフラに対する課税を盛り込み、車両コストの1%から4%の範囲とした。
- ハイブリッド車と電気自動車は免税であった。州政府であるデリーNCTは2016-17年度予算で、州の付加価値税(VAT)税率を従来型自動車の12.5%からハイブリッド車と電気自動車の5%に引き下げた。こうしたメリットの一部または全部がメーカーから消費者に還元されることで、ハイブリッド車や電気自動車の販売促進が期待されている。