マーケットトレンド の インドの自動車用サンルーフ 産業
2019年上半期における乗用車の減少
インドの乗用車販売台数は自動車産業の約66%を占め、次いで多目的車とバンが続く。2019年1月から2019年6月にかけて、インド国内の乗用車販売台数は約20年ぶりに大幅な落ち込みを見せた
2020年度第1四半期において、乗用車セグメントは2018年第1四半期の販売台数873,490台に対して18.42%減の712,620台を記録した
マルチ・スズキ、ヒュンダイ、タタ・モーターズ、ホンダ、マヒンドラなどの大手自動車メーカーは、この期間に販売台数を減少させた。メーカーは在庫を管理することで需要を調整するため、減産を余儀なくされている
販売台数減少の要因はいくつかあるが、主に総選挙、低金利、地方需要の減少、保険料の上昇などである。自動車メーカーは2019年3月からの在庫調整に注力している
これに加えて、自動車業界は現在、新たな排ガス規制と安全規制を受けている。インド政府は、2020年4月以降に販売されるすべての車両がBS-VI排ガス規制を遵守し、2018年4月以降に製造される車両には運転席サイドエアバッグ、運転席・助手席シートベルトリマインダー、リバースパーキングセンサーを装備することを義務付けた
OEMが採用した在庫修正手法の結果、今年4月から6月にかけての小売台数は、2018年と比較して若干増加した(1.93%の減少を観察しているが)
しかし、再選された政府の政治的安定、パイプラインにある道路とインフラ開発プロジェクト、BS-VIへのシフトは、今後数年間で乗用車販売を増加させると予想される。また、KiaやMorris Garageといった新規参入企業がインド市場向けの製品ラインナップを既に計画しており、PSAグループが同市場への参入を計画していることも、乗用車販売台数の増加に寄与すると予想される