マーケットトレンド の オーストリアのホスピタリティ産業 産業
宿泊施設への投資の増加が市場を牽引
TOPHOTELPROJECTS GmbHによると、アルプスの国オーストリアは、増加する観光客に対応するため、今後数年間で12,000室以上の客室を宿泊産業に追加することで、需要の増加に対応している。同社のオンライン・データベースによると、オーストリアでは現在90のホテル・プロジェクトが開発中で、その62%がファーストクラスまたはラグジュアリー・セグメントに分類されている。2020年には約29のホテルが開業予定で、これにより供給チェーンに4,000室以上が加わることになる。また、2021年には21軒、2022年には9軒の開業が予定されている。全オープンのうち、オーストリアの首都ウィーンだけでも27軒のホテルがオープンし、5,500室以上が追加される予定だ
オーストリアの地方都市における宿泊者数の増加により、ホテルに対する需要が高まっている。
オーストリア統計局(Statistik Austria)によると、延べ宿泊者数は1億4,980万人に達し、3.7%の伸びを示した。2000年以降、オーストリアの各都市への入国者数は2倍以上に増加し、96%の伸びを記録した。国全体では、入国者数は70%増、宿泊者数は32%増を記録した。主な観光客の到着は9都市で観測され、都市への到着総数に占める割合は2010年より5%増加し、宿泊総数は2010年の11%から2018年には16%に増加した。ウィーンは2018年に合計1650万人の宿泊を誘致し、そのうち94万5000人が2月だけで訪れた