マーケットトレンド の グローバルオンラインボードゲーム 産業
スマートフォン利用者の増加
- 2016年から2022年まで、世界のスマートフォンユーザー総数は年平均10.4%で増加し、最も伸びたのは2017年であった。同年のスマートフォンユーザー数は20.9%増加した。また、スマートフォンは携帯端末の中で最も人気のあるタイプでもある。最新のスマートフォン利用者統計によると、現在使用されている全モバイル端末のうち、76.9%がスマートフォンである。
- 最新の数字によれば、スマートフォンの利用者数は年々増加している。2022年、世界のスマートフォンユーザー数は66億人と推定され、年率4.9%の増加を示す。また、わずか6年前の2016年のスマートフォンユーザー数を29億人(79%)上回る。世界のスマートフォンユーザーは今後も増え続け、2023年には68億人に達すると予測されている。そのころの世界人口は80億人強と予想されるため、2023年のスマートフォン普及率は約85%となる。つまり、世界の10人に8人以上がスマートフォンを持つことになる。
- 以上のような要因から、スマートフォンでオンライン・ボードゲームをダウンロードし、娯楽として利用するようになった。チェスやモノポリーといったゲームは、伝統的なボードゲームとして高い評価を得ている。このようなスマートフォンユーザーの増加傾向は、今後オンラインボードゲームのさらなる需要をもたらすと予想される。
アプリ内課金は、より高い収益シェアを獲得すると予想される。
- 2020年のGoogle Play StoreとApple App Storeにおけるゲームの収益は、それぞれ51.3%と30.2%増加。センサータワーのアプリ分析会社の事前推計によると、2020年にGoogle Play StoreとApple App Storeで楽しみのアプリ内購入を通じて得られた収益は、2019年に比べてそれぞれ51.3%と30.2%増加した。
- パンデミックを通じて、オンラインボードゲームの時間が急増し、フリーミアムから有料ゲームアプリに移行するユーザーが増えた。CMRの2020年に向けた最新の消費者調査によると、本格的なゲーマーの10人中6人がゲームアプリを購入する傾向にある。
- 賞金を賭けて競い合うリアルマネーのゲームアプリも同様の傾向を示している。WinZO Gamesでは、2020年末までに有料プレイヤーが前年比10倍に増加した。NextWaveのWCCやWinZOのChessといった新しくリリースされたゲームでは、ここ数カ月で大規模な取引が行われている。