マーケットトレンド の フランスの交通インフラ建設 産業
インフラ・プロジェクトの建設増加
2021年12月、フランスの高速道路A79のアップグレードが提案された。A79は地元でもヨーロッパ規模でも主要な幹線道路である。アリエ県を横断する主要道路で、県内の町を結んでいる。平均して1万台から1万5千台以上の車両がこの道路を利用し、そのうちの40%が大型貨物車(HGV)である。車両の利用が多いため渋滞が発生し、事故多発地帯となっている
さらに、西のサゼレ(アリエ県)から東のディゴワン(ソーヌ=エ=ロワール県)までのRN79の88kmが、片側2車線から片側2車線の二車線道路に順次変更される。構造物は最新の規格に改良されるか、取り壊される。このプロジェクトにより、利用者はフリーフロー料金で通行できるようになり、車線をまたぐバリアが回避される
一方、グラン・パリ・エクスプレスは国内における巨大プロジェクトである。このプロジェクトは2015年に開始され、予定通りに進んでいる。このプロジェクトは2030年までに完了する予定だ。この期間の終わりまでに、このプロジェクトは68の新しい駅と200キロ(124.3マイル)の新しい鉄道路線を持ち、その90%は地下に建設される
さらに、このプロジェクトの第一段階は2024年までに完了すると見積もられている。このプロジェクトには、リスクと不測の事態に対する70億ユーロの引当金を含め、356億ユーロ以上が投資される。さらにフランスは、2018年から2022年までの交通戦略計画のもと、130億ユーロ以上を交通インフラに投資した。投資の51%以上が鉄道輸送インフラ・プロジェクトの建設・改善に使用されている