マーケットトレンド の イベント管理ソフトウェア 産業
メディア・エンターテインメント部門は大幅な成長が見込まれる
- イベント管理ソフトウェアは、サードパーティプランナーにとって、インハウスプランナーと比較して非常に有益なものとなっている。人気のあるイベントやフェスティバルには、Classic East、Sao Paulo Trip、Outside Land Music and Art Festivalなどがあり、毎年数百万ドルの収益を上げている。
- このような莫大な収益が絡むメディアやエンターテインメントのイベントは、教育や産業など他のセクターが主催するイベントとは異なり、企画が最も複雑なイベントの一つとなっている。さらに、イベント開催プロセスにおけるダウンタイムは、イベントの評判に多大な影響を及ぼす。多くの場合、メディアやエンターテインメントのイベントはチャリティー目的で開催されるため、企画プロセスやソフトウェアに逸脱があれば、主催者の評判を落とすことになりかねない。
- メディアやエンターテインメントのイベントの多くは高収益の動きと結びついているため、分析ツールやイベント管理ソフトウェアはイベント主催者にとって非常に有益である。この分野のイベント企画の大半はサードパーティのプランナーに委託されているため、このような追加機能は、現在の市場シナリオにおける多くのイベント管理ソフトウェア製品の重要なセールスポイントとなっている。
- 市場の主要プレーヤーは、イベントや会議でビデオソリューションを提供するベンダーとパートナーシップを結んでいる。例えば、2022年7月、大手イベント管理会社のASM Globalは、ライブ・エンターテイメント業界初の予約、飲食、販売、イベント管理プラットフォームを完全に統合したものを提供するため、クラウド・ソフトウェア・プロバイダーのInforと複数年の戦略的青写真に向けた提携を発表した。同社は、これを見本市やコンベンション、その他の企業イベントにも活用する計画だ。
- また、文化イベントの需要が高まっていることから、同市場のプレーヤーは芸術文化団体を支援するベンダーとの連携にも注力している。さらに、世界中で開催される公共イベントの数が増加していることも、調査対象市場の成長に有利な見通しを生み出している。例えば、Live Nationが推進するコンサートやフェスティバルの件数は、2017年の29,592件から2022年には43,644件に増加している。