マーケットトレンド の ブラジルライム 産業
石灰の増産
FAOによると、2018年の石灰生産量は1481千トンで、ブラジルの石灰生産量が1293千トンであった前年と比較して14.5%増加した。ブラジルは世界でも有数の石灰・レモン生産国であるが、その大部分は世界市場に輸出される
しかし、石灰の国内消費量はここ10年で増加している。ブラジルのライムは、スペインやメキシコといった他の主要生産国と比べてジューシーで味も良いため、世界的なライムの輸出需要を満たすために生産量が増加した。そのため、ブラジルは世界市場で強い競争力を持っている
石灰の主要輸出国となったブラジル
ヨーロッパの消費者の間ではライムの知名度が高まっており、消費量も増えている。ブラジルが市場を独占し、メキシコがそれに続いている。欧州市場への生ライムの輸入は増加しており、この傾向は今後も続くと予想される。欧州の生ライム輸入量は2016年の167千トンから2017年には183千トンに増加し、これがブラジルのライム市場を牽引することになる。このような他国からの需要の増加は、ブラジルからの輸出を促進し、石灰市場にプラスの影響を与えている