マーケットトレンド の アジア太平洋地域の乗用車用潤滑剤 産業
製品タイプ別最大セグメント:エンジンオイル
- 2015年から2019年にかけて、アジア太平洋地域の乗用車(PV)市場における潤滑油消費量はCAGR 4.52%を記録した。この市場ではエンジンオイルが支配的な潤滑油製品タイプであり、2020年の潤滑油消費量に占めるシェアは79.12%であった。エンジンオイルに続いて、トランスミッションオイルが2020年の潤滑油消費量の約14.7%を占めた。
- 2020年、COVID-19パンデミック後、パンデミックへの対応として実施された規制により、乗用車の使用量は大幅に減少した。その結果、自動車用潤滑油の消費量は2019年と比較して4.69%減少した。
- 新型乗用車の生産と販売の回復が予想されるため、この市場の潤滑油消費量は増加するとみられる。その結果、PVの潤滑油消費量は2021~2026年の間にCAGR 5.16%を記録するとみられる。
最大の国 :中国
- アジア太平洋地域では、乗用車(PV)用潤滑油の消費量は中国が最も多く、インド、日本がこれに続く。2020年には、中国が同地域のPV潤滑油総消費量の63.01%を占め、インドと日本はそれぞれ10.83%と6.76%のシェアを占めた。
- COVID-19パンデミック後の乗用車の使用減少が、2020年のPV潤滑油消費量に悪影響を及ぼした。最も影響を受けたのはフィリピンで、2019-2020年の消費量は18.16%減少し、次いでインドネシアが17.84%減少した。
- 2021-2026年、PV潤滑油市場はインドが最も急成長し、CAGR 6.57%を記録し、中国とインドネシアがそれに続き、それぞれCAGR 5.80%、4.79%を記録する見込みである。