マーケットトレンド の アジア太平洋地域の中・大口径弾薬 産業
予測期間中、大口径セグメントが最も高い成長が見込まれる
同市場の大口径セグメントは予測期間中に最も高い成長が見込まれる。これは主に、榴弾砲、砲兵などの調達によるもので、ひいては大口径弾薬の調達に向けた各国政府の投資を後押ししている。2019年2月、Ordnance Factories Board(OFB)は、インド陸軍から、114基の独自設計・開発のDhanush 155ミリ/45口径牽引榴弾砲の生産承認を受けた。同様に、韓国は2019年6月に120ミリ自走迫撃砲システムの開発を完了した。このシステムはハンファ防衛とSTダイナミックスによって開発され、360°回転できる機能、自動火器管制と再装填システムを備え、老朽化したM30 107mmライフル迫撃砲のほぼ2倍の攻撃範囲を持っている。このような先進的なシステムの開発や調達は、予測期間中の同分野の成長を後押しすると予想される