マーケットトレンド の アジア太平洋地域の飲むヨーグルト 産業
高まるプロバイオティクス食品・飲料の需要
消化器系疾患の罹患率の高さが、様々な消費者グループにおけるプロバイオティクス食品の需要に恩恵をもたらしている。様々なフレーバーの飲むヨーグルトは、最も好まれるプロバイオティクス食品である。アジア太平洋地域の消費者の消化器系の健康志向への傾斜が進んでいることが、同国のプロバイオティクス食品を牽引している。このため、同国のプロバイオティクス製品市場では、ヨーグルトが販売額で大きなシェアを占めている。アジアの人々の間で健康的な食事や間食の選択肢が増え続けていることも、この地域全体でコンブチャ、ヨーグルト、プロバイオティクス・ドリンクなどのプロバイオティクスの売上を押し上げている要因である。国際プロバイオティクス協会(IPA)によると、中国はアジア太平洋地域のプロバイオティクス食品市場の売上高の半分近くを占めており、90%以上が乳製品ベースのプロバイオティクス食品・飲料によるもので、中でも乳製品ベースのヨーグルトが市場を牽引する顕著なシェアを占めている