マーケットトレンド の アジア太平洋地域 シーフード缶詰 産業
ツナ缶が水産物缶詰市場を独占
マグロは、その魅力的な味わいと様々な味と調和する能力から、アジアの人々の間で珍味とされている。現在アジア市場に進出しているツナ缶製品は、需要の高い従来のものとは別に、独特の風味を誇示している。この地域のツナ缶市場は成熟しており、消費者が他のシーフード、特に貝類に流れたため、近年はある程度減少している。そのため、アジア諸国のメーカーは、消費者の味覚に訴えることのできるベースとなる原材料の面で製品を革新してきた。しかし、オーストラリアでは、マグロの消費量が他の魚種の消費量の合計を上回っている
オーストラリアは水産物缶詰の潜在市場である
オーストラリアには新鮮な魚介類があふれているが、缶詰や冷凍魚は依然としてオーストラリア人の半数以上が最も頻繁に購入する水産物である。非営利団体Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)が委託した、水産物の消費に関する世界最大の意識分析である消費者データによると、2016年には、オーストラリア人の75%が持続可能な方法で調達された水産物を最優先事項と考え、50%以上が持続可能性が認証された水産物にもっとお金を払ってもいいと考えていることが明らかになった。国際的な認証機関であるMSCは、トレーサビリティが完全に確保され、独自に認証された野生の漁獲物を原産とする製品に表示される青いエコラベルで最もよく知られている。オーストラリアでは、大半の人がスーパーマーケットで魚介類を購入しており、Colesが最も多く、次いでWoolworths、ALDI、IGAの順となっている