マーケットトレンド の アルゼンチンの超音波装置 産業
婦人科/産科は予測期間中に力強い成長が見込まれる
乳がんや子宮頸がんなどの女性の健康に関連する病気や、膣感染症、不妊症などの有病率の上昇が、市場の成長を促進している。さらに、3Dや4Dシステムなどの超音波システムの技術進歩が市場成長に寄与している
GLOBOCAN 2020報告書によると、アルゼンチンでは、女性の主ながん罹患形態は乳がん、大腸がん、子宮頸がん、肺がん、甲状腺がんである。同様に、GLOBOCAN 2020によると、アルゼンチンでは毎年約4,583人の子宮頸がん患者が新たに発見されている(2020年の推計)。子宮頸がんは、アルゼンチンでは15歳から44歳の女性で2番目に多い女性がんであり、女性がんの主な原因の第3位にランクされている。同国における女性のがん有病率の増加は、超音波機器市場を押し上げると予想される
また、国連の予測によると、2020年のアルゼンチンの出生率は女性1人当たり2.240人で、2019年から0.62%減少している。この地域における不妊症患者の増加により、不妊症診断のための超音波検査への需要がさらに高まり、アルゼンチンの超音波需要を押し上げると期待されている