マーケットトレンド の アルゼンチン種子処理 産業
処理済み種子の需要増加
アルゼンチンではここ数年、ダイズとトウモロコシの栽培が大きく伸びている。ダイズの主要生産国のひとつであるアルゼンチンでは、ダイズとコーンの種子処理の導入率が非常に高い。実際、殺菌剤による種子処理は、同国で種子や土壌を媒介する病原菌を防除する安価な方法の1つとして実施されてきた。殺菌剤処理種子の使用量は、ここ数年で急激に増加している。国連食糧農業機関によると、トウモロコシの収穫面積は2017年の650万ヘクタールから2018年には710万ヘクタールに増加しているのに対し、ダイズの収穫面積は2017年の1730万ヘクタールから2018年には1630万ヘクタールに減少している。したがって、この地域の農家は、国内および国際的な需要の増加に対応するため、処理済みの大豆種子を使用しなければならない。したがって、同国における生産量とともに変動する栽培面積は、予測期間中に調査された市場において処理済み種子の使用を増加させると予想される